一般財団法人 道路管理センター 札幌支部


支部長ご挨拶

 

都市の成熟とともに、日常生活を営むうえで必要不可欠な上・下水道・電力など多種多様な公益施設が道路の地下空間に輻輳して収容されてきました。

これらの埋設物は、各施設管理者が道路管理者の許可を得て、道路の占用物件として、各々の施設の管理を行ってきましたが、これに関わる許可申請や工事の調整業務は、膨大な図面や資料の作成・保存、データの修正・追加などの煩雑な業務を手作業で行ってきたところです。

今後、更に増加し続けるこれら施設の情報管理や業務の効率化に向けては、道路管理者と公益事業者相互の緊密な連携の下で一元化された情報を共有し、様々な業務を合理的かつ迅速に実行するため、それに向けた処理方法の高度化やシステム化が求められるようになりました。

こうした社会的な要請を受け、先進的GIS(地理情報システム)技術を駆使し、総合的にコンピュータで管理された道路管理システムを開発・運用する機関として昭和61年3月に財団法人道路管理センター(平成24年4月に一般財団法人へ移行)が設立され、平成元年2月には全国5番目の支部として札幌支部が誕生し、現在では12支部(2地区支部を含む)を擁する組織となりました。

道路管理センターの支部が担う中心的な業務は、道路管理者と各公益事業者間で行われる道路占用許可申請や道路工事調整業務、更には道路占用物件管理業務について、道路管理システムによる支援であります。

当センターでは、今後とも道路空間の有効かつ適正な利用を支援するため、IT社会や情報化時代に相応しい道路管理の高度化・システム化を進めて参りたいと考えておりますので、引続き皆様のご指導・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

札幌支部長